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第27回 簡単、らくして、おいしいエコごはん。

上手に手間を省くと、台所を暑くしないだけでなく、省エネ、節約にも効果満点。毎日のごはんは、ごきげんなエコごはんになります。そして、おいしさのヒケツ、最高のスパイスは、作り手のあったかいキモチです。

暑さを逆手に

毎日暑いですね。夏だから当たり前といえば当たり前なんですが、ついつい「暑〜い!」と口にしてしまいがち。でも、小4の息子のクラスでは「暑い」と言ってはいけないんだそうです。なんだかそれも大変そう。

鍋

大変、といえば、この暑さのなか台所に立って火を扱うのもかなり大変なこと! 温度を色で表すサーモグラフィーがあったら、台所はきっと真っ赤っかなんでしょうね。いつも料理ができあがるころには汗だくです。

だからといって、食事をつくらないわけにはいきません。それに、暑いからこそいろんな栄養を摂って夏をしっかり乗り切りたいもの。そのためにも、パパッと効率よく料理をつくりたいですよね。ひとつのお鍋で同時に下ごしらえを終わらせたり、フライパンだけですべての調理をしてしまったりと、少し頭を使って調理方法を考えれば、料理の質はそのままに、あんがい簡略化できることってありそうです。

調理方法は工夫次第

2段調理

まず2段調理。お鍋の中で煮物や汁物をつくって、上のほうで野菜などを蒸すという、アレです。これで、もう立派に2品。

この日は、野菜室に小松菜とほんの少しインゲンが残っていたので、それをざるで蒸してゴマ和えに、お鍋の中はお味噌汁に。


魚&野菜のホイル焼き

次はグリル。魚を焼くのと一緒に野菜のホイル焼きをセット。レンコンやネギ、ナスなんかをそのまま素焼きにしてもいい感じです。

ほかにも、パスタを茹でるのと同じお鍋で同時に野菜や卵を茹でたり、オーブンを使ってミートローフと野菜のチーズ焼きを一緒につくったりと、工夫次第でいろいろなことができますね。圧力鍋や保温調理鍋のように、コンロにかける時間を短くできる調理器具そのものを導入してしまうのも手かもしれません。

考えるごはんは、おいしいごはん

食材や調理手順をよく考えて、手際よく栄養たっぷりのごはんをつくる。「そんなこと、主婦だったら当たり前よ!」と怒られてしまうかもしれないけれど、いつも漫然と料理しているとなかなかできないことだったりします。ナカジマも、なぁんにも考えずに冷蔵庫をのぞいて料理を始めて、ムダな手順を踏んでしまうことがしばしば。

いただきます

2つ以上の調理を一緒にする同時調理は、暑さ対策のほか省エネ・節約の面でもうれしい。1回のガス代節約は数円程度ですが、年間をとおすと数千円から万のオーダーになります。
そしてもっとうれしいのは、夕飯の支度にかける時間がいつもより少なくてすむ……つまり、あまった時間が自分の時間になるということ! 
とくべつ何かをするわけではなくても、時間に余裕がうまれると思うだけでキモチもゆったり。そして、そのゆったりなキモチが家族のごはんをもっとおいしくしてくれる、そんな気さえしてきます。

そう思ったら、ちゃんと考えて料理しないともったいない!
だから今日もまた、らくしておいしいごはん、家族みんなで「いただきます!」。


ある日のランチ
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著者プロフィール
中島まゆみ(ママ・チョイス スタッフ/ライター) 単身赴任中の夫1人と、9歳の娘、8歳の息子の4人家族。「節約するぞ!」と始めたコトが実はエコロジーにつながっていることに気付き、いつしか本懐を忘れてエコに励む日々。しかし、アバウトな性格が災いしてか、いつまで経っても初心者エコロジストから脱皮できずにいる。現在は、「無理してやるのはエコじゃない!」と開き直り、「お気楽・楽しい」を合い言葉に、万年初心者エコロジストの座を守り続けることと、ジワジワと同類を増やしていくことに全力を注いでいる。