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第28回 目からうろこのスグレモノ 「アルカリウォッシュ」

ママ・チョイス特選ショップでも取り扱いが始まった「アルカリウォッシュ」。これひとつあれば、家中が驚くほどぴっかぴかに!今回は、そんなスグレモノのアルカリウォッシュ活用法をご紹介します。

家事をたのしくしてくれる

「アルカリウォッシュ」って、ちょっと聞き慣れない商品名ですよね? でもこれ、本当にスグレモノのいい子なんです。もっとメジャーになって、コンビニでも買えるようになったらいいのになぁと思うくらい!さっそく、どこがどんなふうに優れているのか、まずは家の中のシーンごとにざっとみていきましょう。

洗濯

洗濯には普通、石けんを使いますが、そんなに汚れがひどくないときはアルカリウォッシュだけで十分。目安は 30Lの水に大さじで山盛り2杯くらいかな。石けんと違ってサッと溶けるので、水と一緒に入れてしまって大丈夫。そして、すすぎは1回でOK。ね? 時間とお水を節約、ちょっと魅力的でしょ? 

浴衣の襟汚れ
娘の浴衣。襟の汚れに水溶液をスプレーして、軽く手洗いします

逆に汚れがひどい場合は、アルカリウォッシュで予洗いをしてから石けんで普通に洗えば汚れ落ちも抜群。ワイシャツの襟や袖口など部分的に汚れているときは、アルカリウォッシュの水溶液(※)をシュッとスプレーしてから洗います。

扱いが心配なウールやシルクもアルカリウォッシュの水溶液でちゃんと手洗いできますよ。

(※)水溶液の作り方:水 500mlに小さじ1杯が目安。用途に応じて濃さを調節して。

掃除

掃除に使う場合は、水溶液にしてスプレーボトルに入れておくと便利。ナカジマは、こんなふうにお気に入りの空きボトルに入れて、いつでもすぐに使えるようスタンバイ。床、壁、浴槽、ガスレンジ、ガスコンロ、食器洗い……家中のほとんどの掃除に使えます。

空き瓶を水溶液入れにリサイクル
お気に入り「マークス・アンド・ウェブ」の化粧水。空き瓶を水溶液入れにリサイクル。捨て布と一緒にスタンバイ

手あかで黒ずんでしまったスイッチ回りやテーブルにシュッとひと吹きして水拭きすると、つるんとキレイに。

台所の油汚れにも、ナカジマは絶大な信頼をよせています。周りに飛び散った油も、シュッ(吹)サッ(拭)でピカピカ。レンジフードも見事にキレイになりますよ。

油でギトギトの食器やお鍋は石けんで洗うともっとねとねとしてしまうことがありますが、先にアルカリウォッシュの水溶液を軽くスプレーしておけば、べとつかずにサラッと洗えます。

お風呂掃除や洗面台の掃除にも威力を発揮。人の体から出たアカ(たんぱく質汚れ)にもめっぽう強いのです。

布ナプキン

ナカジマが最初にアルカリウォッシュを知ったのは、布ナプキンのおかげ。衣類についた血液をキレイに溶かす力もとっても強いのです。小さな蓋つきのバケツにアルカリウォッシュを少し入れ、水をはって、そこに使ったあとの布ナプキンをぽいぽいっ。本当にキレイに経血が落ちるので、まだの方はぜひお試しあれ!

汚れをよく知ると、掃除はシンプルに

スプレーボトルに水溶液を作っておくと、ちょっとしたときに、ささっとお掃除ができて便利です

このアルカリウォッシュ、名前のとおりアルカリ性です。同じくアルカリ性の仲間に、皆さんもよくご存じの重曹があります。重曹もアルカリウォッシュも石けんも、アルカリ性です。

人の体から出る汚れは実は酸性なので、アルカリ性のものを使うことで衣類や体の汚れを中和・分解してキレイにしているんですね。

ということで、家の中の汚れを簡単にまとめてみました。

酸性の汚れ アルカリ性の汚れ
油汚れ
手あか
湯あか
衣類
石けんカス
水あか
タバコのヤニ
尿
アルカリウォッシュや重曹、石けんで掃除 お酢やクエン酸で掃除
注:アルミ製品には使わないで! 注:鉄製品や大理石には使わないで!

ちょっと理科の授業みたいになってきましたね。でも、これを知ってしまうと掃除をすごくシンプルにすることができるんです。だって、食器用洗剤、レンジ用洗剤、お風呂用、トイレ用……といちいち用意しなくても、アルカリ性のものと酸性のもの2つをそろえてしまえば、家中のお掃除ができてしまうんですから! シンプルはホント、楽ちんです。

環境にやさしいと言われる石けんも、使いすぎてしまうと環境への負荷もそれなりに高くなるといわれています。石けんよりさらに自然にやさしい物質でできているアルカリウォッシュ。掃除やたまの洗濯で石けんと併用して使えば、もっとエコロジカルな暮らし方ができそうです。



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著者プロフィール
中島まゆみ(ママ・チョイス スタッフ/ライター) 単身赴任中の夫1人と、9歳の娘、8歳の息子の4人家族。「節約するぞ!」と始めたコトが実はエコロジーにつながっていることに気付き、いつしか本懐を忘れてエコに励む日々。しかし、アバウトな性格が災いしてか、いつまで経っても初心者エコロジストから脱皮できずにいる。現在は、「無理してやるのはエコじゃない!」と開き直り、「お気楽・楽しい」を合い言葉に、万年初心者エコロジストの座を守り続けることと、ジワジワと同類を増やしていくことに全力を注いでいる。