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第33回 石けんシャンプーのコツのコツ

合成石けんから石けん生活に切り替えていく中で一番の壁は、石けんシャンプー。移行期によくあるトラブルも、ちょっとしたコツさえ覚えて洗えば大丈夫。今回は、石けんシャンプーのコツをご紹介します。

ギシギシするトラブル

シャンプータイム
お気に入りのボトルに入れて、シャンプータイムを楽しく。

移行期、髪がパサパサ、ギシギシ、ゴワゴワときしんでしまうことがよくあります。ナカジマもそうでした。でも、使い続けるうちに髪になじんで、しっとりいい感じになってきます。これはどうしてなんでしょう?
答えは髪の傷みにあるようです。今までは、合成シャンプーなどでキューティクルが傷んでいても、その部分に合成リンスやトリートメントが入り込んで補っていたため見た目はツルツルでした。その状態から石けんシャンプーに変えると、付着していた合成成分が流れ出して傷んだ部分がむき出しに。それで、きしんでいたんですね。
髪が元気になれば問題は解決。それまでの間は、ナチュロンオイルなどで根気よく髪を保護してあげましょう。

頭皮のトラブル

石けんシャンプーのあとにリンス(石けんシャンプー用)をすると、頭皮がしみることもあります。これは頭皮にキズがあることが多いようです。合成シャンプーで傷んだ頭皮などは特にそう。実は、石けんシャンプーはアルカリ性。それを酸性のリンスで中和してなめらかにするという仕組みなのですが、その酸がキズにしみるのです。
また、フケが出てしょうがないという人も。これも傷んだ頭皮がはがれ落ちるために起きる現象です。石けんシャンプーを使い続けて健康な頭皮になれば、自然と目立たなくなってきます。

ベトベトするトラブル

一方、髪が油っぽくベトベトする場合もあります。こちらはシャンプーの仕方に問題があるようです。石けんシャンプーの量が足りずに汚れが落ちていなかったり、量は足りていてもすすぎが不十分で石けん成分が残ってしまったり。きちんとした洗い方をすれば、まず問題ないはずです。

石けんシャンプーのきちんとした洗い方

では、その「きちんとした洗い方」を簡単にご紹介しましょう。まず、お風呂に入る前に軽くブラッシング。髪や頭皮についた汚れを浮かせるためですが、ずぼらなナカジマは、このステップ、いつもすっ飛ばしています(笑)。

すすぎはたっぷりの泡と一緒に
泡が汚れを洗い流してくれるので、すすぎはたっぷりの泡と一緒に…。

お風呂に入ったら、髪を濡らしてすぐシャンプー…ではなくて、お湯でしっかり髪と頭皮を予洗い。これだけで汚れの半分が落ちるそう。石けんシャンプーの泡立ちもずいぶん違ってきます。

シャンプー液は直接手に取って、髪の生え際を中心につけます。それを泡立てながら頭のてっぺんに向けて洗っていくと、全体がよく洗えます。ポイントはたっぷり泡を立てること。泡立ちが悪い場合は、2度洗いするとスッキリします。

十分にすすいでから、リンスを

続いてすすぎ。これはもう、お湯で十分にすすぐ、それしかありません。ただ、泡をしごいてからお湯をかける人がいますが、これはオススメしません。汚れは泡と一緒に流れていくので逆効果です。すすぎ終わったあとは少しきしむ感じがしますが、リンスをするとすぐなめらかになるので安心して。

リンスは石けんシャンプー用のリンスを使いましょう。合成シャンプー用のリンスでは石けんのアルカリ性を中和できません。使い方は、直接手にとって髪につける方法と、洗面器に少しお湯をはってそこに溶かして髪につける方法のお好きなほうで。

ちなみにナカジマは直接派。後頭部の生え際と両こめかみの3カ所につけて、少量のお湯でなじませます。1〜2分したら十分すすぐのは石けんシャンプーと一緒です。
最後は、髪をタオルで挟んで叩くように水分を拭き取ります。

つまるところ、たっぷり泡立ててしっかり流す。それだけで、健康な髪と肌が保てる石けんシャンプーとリンス。これを機にアナタも始めてみませんか? 


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著者プロフィール
中島まゆみ(ママ・チョイス スタッフ/ライター) 単身赴任中の夫1人と、9歳の娘、8歳の息子の4人家族。「節約するぞ!」と始めたコトが実はエコロジーにつながっていることに気付き、いつしか本懐を忘れてエコに励む日々。しかし、アバウトな性格が災いしてか、いつまで経っても初心者エコロジストから脱皮できずにいる。現在は、「無理してやるのはエコじゃない!」と開き直り、「お気楽・楽しい」を合い言葉に、万年初心者エコロジストの座を守り続けることと、ジワジワと同類を増やしていくことに全力を注いでいる。