第4回 【酸素系漂白剤・洗濯編】油ジミもキレイさっぱり
酸素系漂白剤の極意 いざ、シミ抜き!
洗濯をして、いざ干しましょうという段で、汚れ(シミ)が取れていないことに気付くことはありませんか? 汚し屋が二人もいるナカジマ家ではもうしょっちゅうです。
この間も娘が、奮発して買ったブーツカットジーンズに油ジミをたくさんつけて帰ってきました!
「子どもは元気がいい!」とは思いつつも、こうも汚して帰ってきてくれると非常に複雑な心境です。高いジーンズなんて買うんじゃなかった……と後悔しても、後の祭り。
2度の浸け置き洗いでシミが落ちた!
前回の「ふきん編」でもご紹介したとおり、酸素系漂白剤は温度が高いほど効果も高くなります。ぬるま湯に酸素系漂白剤を溶かし、そこにシミ部分を半日ほど浸けたあと普通に石けんで洗濯をすれば、ほとんどのシミはわからなくなります。
それでも残るようなら、2〜3回浸け置き洗いを繰り返すといいですね。酸素系漂白剤は生地を傷めることもないので安心です。
目安としては、2リットルのお湯に大さじ1杯ほど。ただし、いくら漂白作用が穏やかだからといって、入れすぎると色が抜けてしまうこともあるので気をつけましょう。
娘のブーツカットジーンズ。大きな油ジミだけは一度ではスッキリ落ちなかったので、2度浸け置きをしたところキレイさっぱりなくなりました! 酸素系漂白剤バンザイ!!
ピンクも黄色も怖くない
赤ちゃんのよだれかけやオムツ、洗面所などのタオルがピンク色になっていること、ありますよね? これは、ピンク化現象といって赤色酵母菌などが原因なんですが、菌には毒性がないので特に心配はいりません。とはいえ、見た目がイヤですよね〜。洗っているのに汚いよだれかけ。
私も、子どもがまだ小さいころ、「うわ〜またピンクになっちゃったよ!」と、よだれかけをよく処分していました。でもこれ、湿った状態で放置しておくと発生してしまうようです。ははは……ここでもまた私のズボラぶりを暴露してしまいました(汗)。
はたまた衣替え。勇んで引っ張り出した衣類が黄ばんでしまっていた、などということはよくあることです。「もう着ないな」と判断すれば、使い捨て雑巾として最後の仕事をしてもらいますが、お気に入りはそうもいきません。
ナカジマは、夏になると衣類に占める白の割合がグンと上がります。白いシャツ、白いTシャツ、白をベースにした柄物スカートなんか、大好きです。そんなお気に入りの衣類が黄ばんでいたら、本当にショック!
パキンと白に戻ってもらいましょう
そんなピンクやら黄色やらの汚れにも、酸素系漂白剤は威力を発揮するんですよ! 浸け置き洗いでパキンと白に戻ってもらいましょう! それでもダメなら必殺煮洗いです。ただし、ウール・シルク・化繊などの素材にはご使用いただけませんので、ご注意くださいね。
ちなみに、黄ばみ防止には、普段の石けん洗濯のすすぎで少量のお酢を加えると効果的です。リンス効果もあって、衣類をふんわりさせてくれるんですよ。季節の変わり目にお酢でリンスをして収納すれば、来季にはきれいな状態で腕を通すことができます。
お酢の匂いは乾くと消えてしまいますが、気になる方は、衣類のリンスやクエン酸でどうぞ。クエン酸は薬局で手に入ります。
衣類のシミと一緒に、顔のシミやくすみも何とかならないかしら?
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中島まゆみ(ママ・チョイス スタッフ/ライター) 単身赴任中の夫1人と、9歳の娘、8歳の息子の4人家族。「節約するぞ!」と始めたコトが実はエコロジーにつながっていることに気付き、いつしか本懐を忘れてエコに励む日々。しかし、アバウトな性格が災いしてか、いつまで経っても初心者エコロジストから脱皮できずにいる。現在は、「無理してやるのはエコじゃない!」と開き直り、「お気楽・楽しい」を合い言葉に、万年初心者エコロジストの座を守り続けることと、ジワジワと同類を増やしていくことに全力を注いでいる。