3人目がやってきた!

第31回 ゴールデンウイークは電車でおでかけ!(生後11か月)

遊園地に行きたい!

キャラクターに会えたよ!
園内でキャラクターに会えたよ!

今年のゴールデンウイークは、家族で電車に乗って、いくつかのプチ旅行を楽しんだ。

連休初日、まずはアチャ希望の、キャラクターに会える遊園地へ。アチャは5月で5歳。誕生日にその遊園地に行くとプレゼントがもらえる、と保育園の友達に聞いたらしく、本人はすっかり行く気になっている。

アチャが「〜に行きたい」と主張することは今まであまりなかったので、できるならアチャの願いをかなえてやりたい。

明日からいよいよ連休に入るという日の夜、連休中は混み合うだろうから「行くなら初日だよね」というトシの言葉と、もうすぐ5歳になることをとても楽しみにしているアチャの様子を見て、「よし、行こう」と決めた。

電車は楽しいね

交通渋滞を考えて、電車で出かけることにした。駅構内でのアチャ迷子事件から半年あまり。あれからアチャもだいぶ成長したが、それでもまだときどき1人でダーッと走っていってしまうことがある。移動のときはできるだけ手をつなぎ、アチャの姿は常に目で確認するように気をつけなくちゃ。

あさり
潮干狩りに行ったご近所さんからアサリをいただきました。おみそ汁にして食べました
スイカ
シュン、スイカをがぶり

普段、家族で出かけるときは自動車を利用することが多い。自動車の車内では、子どもはチャイルドシートに座らせなければならないが、シュンはチャイルドシートがあまり好きではないらしい。座らせると泣くこともある。シートベルトで体を固定されて、窓の外を見ることもできず、きっと不快なんだろうね。

電車の車内は思ったほど混んでいなかったので、みんなで並んで座席に座ることができた。シュンは窓枠につかまって立ち、私が後ろから支えるようにした。シュンは車窓からの風景を飽きずにながめていた。

混雑していない時間帯の電車なら、風景も楽しめるし乗り合わせたお客さんが声をかけてくれたり遊んでくれたりすることもあるし、飽きなくて子どもには楽しいのかもしれない。

子どもたちは、いずれ大きくなって、1人で電車に乗って出かけるようになる。切符の買い方、電車の乗り方、公共の場でのマナー、せっかくだからときにはこうして電車で出かけて、これから必要になることを1つ1つ身に付けさせちゃおう!

途中駅での乗り換えもスムースにいき、1時間ほどで遊園地に到着。電車だから帰りの交通渋滞も気にならず、1日たっぷり遊んだ。

ナツのお姉ちゃんぶり

お揃い
電車でお友達の家に出かけます!帽子やTシャツ、服装をお揃いにすると、人混みでも見つけやすい

連休後半の初日は、友人の家に遊びに行くことになった。遊園地のときはトシも一緒だったけど、今日はトシは仕事。私1人で、ナツ、アチャ、シュンを連れ、電車を2回乗り換えなければならない。大丈夫かな。ちょっと心配。頼りはナツ。

ヨーコ「ママはシュンのベビーカーがあるから、アチャのことよろしくね」
ナツ 「うん、わかった」

こういうとき、ナツはお姉ちゃんぶりを発揮する。人の多い切符売り場やホームで、私が声をかけなくてもナツとアチャがちゃんと手をつないでいるのを見て、「これなら大丈夫」と感じた。

無事に友人の家に着き、たくさん遊んで、ナツもアチャもシュンも私も大満足で帰宅した。楽しい1日だった。

子連れにはグリーン車が便利

ご機嫌
グリーン席はこんな感じ。シュンもみんなと一緒に座ってうれしそうでした

翌日は、田舎からおばあちゃんがシュンの初節句のお祝いに駆けつけてくれた。次の日、帰宅するおばあちゃんを、みんなで東京駅まで送っていくことにした。

子連れでJRに乗るとき、普通列車のグリーン席を利用することがある。平日のグリーン席は通勤客が多く利用するらしいが、休日だとすいていて、料金も手頃なのだ。車内にお手洗いや洗面所があるので、子どもの突然の「おしっこ!」にも対応できるし、お弁当やおやつを食べることもできる。子連れには強い味方。

座席が空いていたので、座席の向きを変えて向かい合わせにして座ることができた。新幹線や特急列車に乗ったような、ちょっとした旅行気分が味わえる。私たちは、家から持ってきたおまんじゅうを分け合って食べ、お茶を飲み、おしゃべりを楽しみ、東京駅までの旅を満喫した。そして、東京駅に着くと、新幹線の改札口までおばあちゃんを見送った。

ナツとアチャ「おばーちゃーん、バイバーイ!」「また来てねー!」
おばあちゃんが改札を抜けたあとも、ナツとアチャは何度も何度も「おばーちゃーん!」と声をかけた。そのたびにおばあちゃんは振り返り、何度も何度も手を振ってくれた。


おばあちゃんが田舎に帰る前に、みんなで森の中にある公園に行きました。アスレチックに夢中のナツとアチャ


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著者プロフィール
著者
根本陽子(ヨーコ)。1997年、初めての子どもを妊娠し、自分の望む出産を求めて情報を集め始める。これがきっかけとなり、「お産情報をまとめる会」(下記参照) のメンバーとなる。助産師さんに介助してもらい、長女は水中で、次女は陸で、3人目は再び水中で出産。長女の出産を機に勤務していた研究所を退職。その後フリーランスで辞典の執筆、英語講師、日本語教師、中学校の国語の講師など「ことば」に関する仕事をいろいろして、現在に至る。家族は、片付け好きで子どもの保育園の送り迎えも引き受ける夫・トシ、お姉ちゃんらしくそこそこしっかり育つナツ(小学5年)、自由奔放に心のおもむくままに育つアチャ・(小学2年)、そして2005年5月に生まれたシュンとの5人家族。(写真は、アチャが赤ちゃんだった頃のヨーコ)
お産情報をまとめる会
わたしのお産サポートノート
神奈川県と東京都町田市の産院情報「わたしのお産」、第二の母子手帳「わたしのお産サポート・ノート」を編集した、お母さんグループ。「サポート・ノート」は自分のこと、おなかの赤ちゃんのこと、医師・助産師との対話などを書きつづりながら妊娠生活を送るための本。ヨーコはここで、自分自身の記録を大公開しつつ、出産に向かう(実際の書き込み欄は小さくて、だれでも簡単に記録できるものです)。