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第31回 冬。おいしいみかんをとことん活用。

“こたつに入ってみかん”は日本の冬の定番。こたつはないまでも、冬はみかんが傍らにあるとなんとなく安心してしまいます。ジューシーで甘くてビタミンCもたっぷりなのを、舌や体がちゃんと知っているからでしょうか。今回は、そんなみかんの皮を使った、とことんエコな活用法をご紹介します。

体の元気のサポーター

みかんの皮には、ビタミンCをはじめ、風邪に有効なシネフリン、コレステロールを抑えるビタミンP、食物繊維など、体にうれしい栄養素がいっぱいです。捨ててしまうのはもったいない! 上手につかって元気になっちゃいましょう。

手軽にぽかぽか入力剤
みかんの皮

冬至に入るゆず湯のかわりにみかん風呂はいかが? 

体をあたためる効果やしっとり保湿効果もあるから、冷え性の人は、冬至といわず定期的にはいるといいですね。冷えもとれてお肌もツルツル。みかんのいい香りでリラックス効果も期待できそう。

天日に干してしっかり乾燥させたものを、ハンカチなどできゅっと縛り上げると簡単です。

本格漢方もお手製で

中国では陳皮(ちんぴ)と呼ばれるみかんの皮。自分で簡単につくれます。

まず、皮の内側にある白い部分を取りのぞいて、しっかり乾燥させます。それを、すり鉢やフードプロセッサー、ミキサーなどで細かくすればおしまい。

普段から汁物にふりかけたりして摂ると、風邪を引きにくい体に改善してくれます。プラスうがい手洗いで、今年の冬は元気ハツラツで過ごせそう!
※皮を食べる場合は、なるべく無農薬や有機栽培で育ったみかんを使いましょう。



おいしい香りで家中ぴっかぴか

みかんの皮のサポート範囲は体だけにとどまりません。ハウスキーピング、つまり家の掃除もおまかせあれ!なのです。

油汚れに〜♪

「ジョ○」じゃないですが、みかんの皮は油汚れにめっぽう強い。

挽肉をこねたあとの、石けんで落としてもなかなか落ちない手のべたべた油汚れにみかんの皮をこすりつけてみて。スルッと油が切れていきます。クレヨンを使った子どもの落書きなんかもキレイに落ちちゃいますよ(書いた場所によっては落ちない場合もあります)。

大掃除ツールに加えよう
みかんの皮

みかんの皮を煮出した汁は、とっても重宝します。

まず木製品。雑巾に浸して床や家具を拭くと、汚れを落としながらツヤも出してくれます。畳の黄ばみにも効果的。同じく雑巾でキュッと拭き上げます。両者とも最後はから拭きで仕上げてくださいね。

これからの大掃除時期、エコなお掃除アイテムとしてスプレー容器などに入れて使うと便利です。ただし、日持ちはしないのでなるべく早く使い切って。

食器だって洗えちゃう

軽く乾燥させた皮に塩をまぶして食器を洗うと、茶渋がキレイに落ちます。みかんの皮の汚れ落とし成分と、塩の研磨作用が上手に作用するからです。みかんの皮がたくさん出たら、一晩乾燥させて、翌日の食器洗いに使うと石けんの節約になるかも。

イヤな臭いよさようなら〜

オーブンにこもった臭いや魚を焼いたあとの臭い、部屋のタバコ臭、生ゴミの臭いなど、家の中にはいろんな臭いがたまります。臭い取りでは重曹や茶殻なども活躍しますが、みかんの皮もなかなかのもの。乾燥させたものを餅あみなどで焦げないようにいぶせば、部屋のイヤな臭いを消し去ってくれますよ。

いろいろとみかんの皮の活用法をご紹介しましたが、いかがでしたか? できそうなものがあったらぜひトライしてみて。また、これ以外にもきっとたくさんの使い道があるはず。「こんなのもあるよ〜」という方は、ママ・チョイスまで! 即、ナカジマが実践・レポートしますよ!!



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著者プロフィール
中島まゆみ(ママ・チョイス スタッフ/ライター) 単身赴任中の夫1人と、9歳の娘、8歳の息子の4人家族。「節約するぞ!」と始めたコトが実はエコロジーにつながっていることに気付き、いつしか本懐を忘れてエコに励む日々。しかし、アバウトな性格が災いしてか、いつまで経っても初心者エコロジストから脱皮できずにいる。現在は、「無理してやるのはエコじゃない!」と開き直り、「お気楽・楽しい」を合い言葉に、万年初心者エコロジストの座を守り続けることと、ジワジワと同類を増やしていくことに全力を注いでいる。