ままメルドットコムままメルスタッフのつぶやき > ナカジマの赤裸々エコ生活

第8回 実践! バケツで生ごみコンポスト

よく発酵するためには? 虫を寄せ付けないためには? よく研究してから始めましょう。あなたも、ナカジマと一緒にいかが?

臭!虫!嫌!

バケツ2つ
土とボカシを混ぜて、コンポスト完成!

コンポストに挑戦! 実際にやってみました。

臭いや虫が発生したら大変! まずは、それらを発生させないポイントをおさらいして、どういう形のコンポストがいいか考えてみました。

1.生ごみは動物性タンパク質を排除
2.生ごみの量の2倍の土が必要
3.ハエなどの混入を防ぐために蓋を用意

前回も書きましたが、虫(特にハエ)というのは動物性タンパク質に寄ってきます。超初心者のナカジマはやはり、安全な野菜屑や茶殻から始めるほうがよさそうですね。頑張って全部を堆肥化しようとして、結果虫がわいて、途中で断念なんてことになったら本末転倒です。

土で蓋をする

野菜屑を堆肥化するのは土中の微生物です。だからたっぷり土は必要なんですね。それに、土の蓋は臭いもシャットアウトしてくれるみたいです。

土で蓋をしたとしても、やっぱり虫は鋭い! 卵などを産み付けられては大変です。普段もちゃんと蓋をして、生ごみ投入の際にもハエなどが混入しないように注意したほうがよさそうです。

要は、難しく考えず、野菜屑の上にたっぷり土をかぶせて、虫が入らないように注意する。そういうことのようですね。

大きめのバケツを用意して

ポイントをおさえたところで、器探しです。

インターネットなどで探してみると、発砲スチロールの箱に穴を開けて……うんぬん、というように、工作をして入れ物をつくるコンポストもあるようですね。でも、ナカジマはとってもぐうたら。そんな作業は面倒です。手っ取り早くできる方法として、大きめのバケツを2つ用意してみました。

どうしてバケツは2つ必要なのでしょうか。

2つのバケツでローテーション

野菜屑がきちんと発酵されるためにはそれなりの時間が必要です。1つのバケツに生ごみを投入しながら発酵させ、そのバケツが一杯になったら、2つ目のバケツに投入の場を移します。

2つ目のバケツに生ごみを入れている間は、1つ目のバケツはお休み。じっくり発酵させます。発酵された頃に2つ目のバケツも一杯になり、また1つ目のバケツで投入を再開する。

そうやって、2つのバケツをうまく循環していくという壮大な(!)構想なのです。

手軽な材料でできちゃった

ナカジマがそろえたものは以下の通り。

1.大きめのバケツ
2.園芸用の土
3.発酵促進剤

バケツを新調したため初期費用がかかってしまいましたが、発泡スチロールボックスなどの廃品を利用するのももちろんいいと思います。ご自分にしっくりくる入れ物を調達してみてくださいね。形から入りがちなナカジマは、生ごみ投入が楽しくなるようなかわいいバケツでスタートです。

土は何でもオーケー

園芸用の土と書きましたが、土ならなんでもいい様子。ナカジマは、植物をすっかり枯らしてしまった鉢にそのまま放置されていた土を寄せ集めてみました。そして、その土に適度に発酵促進剤を混ぜ込みます。

発酵促進剤は米ぬかやボカシ(園芸用有機肥料)など。ぬか床を入れてもいいようです。ナカジマは今回、これまたあまっていたボカシを使用してみました。

バケツ一つ
野菜屑と麦茶殻を初投入。ちゃんと堆肥に変身できるかな?

いざ投入!

さぁ、バケツに土と発酵促進剤を入れて、準備は完了! 早速生ごみの投入です。

なるべく深く穴を掘って、夕飯の支度で出た野菜屑と麦茶の茶殻を埋め、ボカシをパラパラ振って、じゃんじゃん土をかぶせます。そしてあとは祈るのみ。「うま〜く発酵して上手に土に返ってくださいませ〜」。

発酵は早くて1週間

さてさて、うまくいくのでしょうか。発酵は早くて1週間と聞きます。順調にいけば、次のアップ時には発酵状況をお知らせできるのではないかと思います!

うまくいったら、ぜひみなさんもマネしてみてくださいね。うまくいかなかった場合は……反面教師として、やはりみなさんがコンポストをする時の参考にしてくださいね(笑)。

温かく見守っていただけるとうれしいです。

前へ 次へ
ままメルドットコムままメルスタッフのつぶやき > ナカジマの赤裸々エコ生活
著者プロフィール
中島まゆみ(ママ・チョイス スタッフ/ライター) 単身赴任中の夫1人と、9歳の娘、8歳の息子の4人家族。「節約するぞ!」と始めたコトが実はエコロジーにつながっていることに気付き、いつしか本懐を忘れてエコに励む日々。しかし、アバウトな性格が災いしてか、いつまで経っても初心者エコロジストから脱皮できずにいる。現在は、「無理してやるのはエコじゃない!」と開き直り、「お気楽・楽しい」を合い言葉に、万年初心者エコロジストの座を守り続けることと、ジワジワと同類を増やしていくことに全力を注いでいる。