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第16回 洗浄力抜群の石けんで、エコ大掃除しよう

カビ取り洗剤、ガラス用洗剤、しつこい油汚れ用の強力洗剤など、CMを信じて買い込むと、洗剤の山になっていまいますね。昔ながらのシンプルな掃除方法を忘れていませんか? 試しにやってみて下さい。「石けんは汚れ落ちが悪い」という固定観念はウソ!と気づくはずです。

エコ大掃除のススメ

気づけばあっという間に11月! 月日の経つのは本当に早いものです。すぐに師走がやってきますね。師走の大仕事といえば、大掃除! この時期になると、CMでも各種洗剤がスポットライトを浴び始めます。売り場でも、「カビ取り洗剤買わなきゃ」「ガラス用洗剤も買わなきゃ」「しつこい油汚れが落ちる強力洗剤も必要よね」と、ついつい買ってしまいがち。

でも、たくさんの洗剤を買い込むのはもうやめませんか?

昔ながらの掃除方法も捨てたものではないんですよ。洗浄力や使い勝手が不安? いえいえ、泡立てた石けんは驚くべき洗浄力を発揮して、ベトベト、ギトギトのレンジ汚れもスルッとピカピカに変身させてくれます。「石けんは汚れ落ちが悪い」という固定観念はウソだと気づくはずです。

まずは石けんをご用意!

石けん
食器洗いからふきん洗いまで、全部石けん1つでOK

大掃除の最大の難所、キッチンの油汚れは上に書いたとおり。ステンレスのシンクもピカピカに仕上がります。その他、家中の汚れに石けんは大活躍。冷蔵庫も電気の傘も、泡をつるんと滑らせるだけで新品みたいに! 水拭きのできる壁紙なら、手あか汚れも石けんで簡単に落とせます(石けん洗いの後は、必ず水拭きをしてください)。

ナカジマが使っているのは主に固形石けんですが、きなりっこの粉石けんプリン石けんのようなタイプもオススメです。少しの水で硬めに溶いて、湿布のようにしてしつこい汚れを落としてもいいし、水溶液にすれば、お風呂掃除やトイレ掃除、窓ガラス掃除まで、とにかくどんな汚れにも使えます。粉石けんは、普段のお洗濯でも使ってくださいね。

身近な材料も利用して

みかんの皮
お天気がうれしい。天日で干すミカンの皮

万能選手に思える石けんですが、残念ながら落とせない汚れもあります。油性マジックや油性のクレヨンなどの汚れです。これらの汚れにミカンの皮が効くことはご存じですよね? 皮を煮出した汁で畳を拭き上げると、黄ばみが解消してつやが出るとのこと。しっかり干したミカンの皮は、防虫剤としても使えます。

その他にも、新聞紙は窓ガラスの掃除に、お酢と重曹は排水溝掃除にと、身近な材料で簡単エコ掃除ができそうです。周囲を見回して、いろいろと工夫するのも楽しいですね。

カビの除去にはやっぱり酸素系漂白剤

赤裸々エコ生活の第3回から第5回にかけてご紹介した酸素系漂白剤は、大掃除でもやっぱり頼もしい味方。ちゃんと掃除しているつもりのお風呂なのに、気づくと目地などに発生するカビ。できはじめのカビなら重曹とお酢でゴシゴシすれば大丈夫ですが、しっかり根付いてしまったカビは酸素系漂白剤と石けんの合わせ技で消えていただきましょう! 同じ割合で混ぜたものに少量の水を加え、歯ブラシなどでカビに塗りつけてそのまま放置。乾かないように、ときおり水をスプレーすると効果が保てます。

掃除の道具もひと工夫

掃除機
掃除機とホースで無敵掃除ツールに!

天井や棚、カーテンレールなどにたまった埃は、いわゆる“ハタキ”で落としましょう。この際、ハタキも自作してみては? 適当な長さの棒に、いらなくなった衣類などを裂いて束ねたものをくくりつけます。高いところの埃からはたいて落としていって、最後は、床に落ちた埃を箒ではいたり掃除機で吸い取れば完了です。

家具の後ろ、押し入れやクローゼットの奥など、普段あまり掃除しないところもキレイにすると気持ちいいですね。ナカジマは、掃除機の先にホースをつなげて、冷蔵庫の下やタンスの裏など、なかなか埃を掻き出せないところを狙い打ちします。たまに、ビックリするようなものが吸い付いてきて大笑いすることも。

汚れは暮らしのバロメーター!?

大掃除に限らず、普段から、住居や家具、道具を大切に扱ってキレイに保つ。その気持ちが大切ですね。忙しくて余裕がないときは、家の中もしっちゃかめっちゃか。心もすさんでいる気がします。逆に、きちんと掃除をした後は、心もスッキリ穏やかな気分。おもしろいぐらいに心の状態が部屋に反映されています。皆さんは、いかがですか?

大掃除には、1年の汚れを落としてスッキリさわやかな気分で新年を迎えるという意味もありますが、自分たちが住まう場所を大切に扱うことで、暮らしそのものを慈しむという意味もあるのかもしれません。

とはいえ、忙しい毎日。なかなか思ったようにはできませんよね。まずは、そう思う気持ちが大切!と割り切って、できるときにできることからコツコツやっていきましょう!

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著者プロフィール
中島まゆみ(ママ・チョイス スタッフ/ライター) 単身赴任中の夫1人と、9歳の娘、8歳の息子の4人家族。「節約するぞ!」と始めたコトが実はエコロジーにつながっていることに気付き、いつしか本懐を忘れてエコに励む日々。しかし、アバウトな性格が災いしてか、いつまで経っても初心者エコロジストから脱皮できずにいる。現在は、「無理してやるのはエコじゃない!」と開き直り、「お気楽・楽しい」を合い言葉に、万年初心者エコロジストの座を守り続けることと、ジワジワと同類を増やしていくことに全力を注いでいる。