ままメルドットコムままメルスタッフのつぶやき > ナカジマの赤裸々エコ生活

第6回 生ごみ減量大作戦! 節約、栄養・・・意外な効果も

現代の暮らしでごみを減らすこと、それは思った以上に大変です。劇的な減量は難しくても、小さなことから始めてみましょう。

どこからともなく湧いてくる

チラシの箱
チラシで折った箱に、調理中に出る生ごみをポンポン入れて

ナカジマの住む横浜市でも、「やっと」と言うべきか、先月から家庭ごみの分別が始まりました。今まで一緒にしていたプラスチックごみと燃えるごみを別々に出すんです。(横浜市:2005年4月1日開始)

分別開始当初はナカジマも混乱してしまい、「今日はプラスチックごみ!」と思ってごみを出しに行って、「あらら、燃えるごみの日だったのね…」と持ち帰ること幾たびか。1カ月が経ってやっと慣れてきました。このあたり、順応が異常に遅いナカジマです。

しかしまぁ、日々の生活で出てくるごみの多いこと! 特に何を買ったというわけではなくても、みるみるごみ箱がぱんぱんになっていくんですから。ダイレクトメールやチラシは毎日のようにポストに入ってきますし、食材・衣類・生活用品の何から何までご丁寧にビニールで梱包されています。こうやって、毎日何かしらのごみが出てしまうんですね。
そんなに厳重に包まなくたっていいのに。

ポスト

「プラ」がダメなら「生」で行こう!

世の中の仕組みとして限界を感じるプラスチックごみの減量ですが、生ごみなら、なんとか個人の努力で減らすことができそうです。ナカジマも地味〜にがんばっています。

野菜はなるべく皮ごと食べます。ニンジン、ジャガイモ、カブ、サツマイモあたりは皮をむきません。

どうしてもむきたい、例えばダイコンの皮などは、厚めにむいてお酢と醤油を1:1で合わせたものの中に漬けておきます。すると、パリパリの食感が楽しい、ちょっと酸っぱいおつけものに変身。酸っぱいもの好きのナカジマは、これがあるとご飯をおかわりしてしまうんです。(皮まで食べることを考えて、ナカジマは有機栽培野菜を購入しています)

廃品利用で心の充実?!

キャベツの芯
ある程度たまったら出番です

料理によっては捨ててしまうキャベツの芯も、みじん切りにしてしまえばタマネギの代用が可能。ハンバーグなどの挽肉料理に使うと、全然わからなくなってしまうものです。量がほしいときはタッパーなどにためておいてから使うこともありますが、葉1〜2枚分の芯ならチャーハンやスープなどにその都度使うのもいいですね。(時間が経ちすぎると切り口が黒ずむのでご注意!)

開封してから時間が経ってしまった緑茶も、フライパンでから煎りすれば、おいしい自家製ほうじ茶になります。これはナカジマ家でも大好評。戸棚に眠っている古いお茶があれば、ぜひお試しくださいね。そしてもちろん、おいしくいただいたあとは茶ガラ+箒でお掃除です。(箒大好き・実用編参照

自家製のほうじ茶

残さず食材を使い切れたとき、ナカジマは、「責任をもって野菜の命を預かり、その最後まですべて見届けることができた」、な〜んていう充実した気分になってしまうんです。命をもらって命をつなぐ。ホント、感謝です。

捨てると偏る栄養バランス

「一物全体食」という言葉があります。一つの生命体である食材を丸ごといただくことで、その生命体の持つ栄養やエネルギーをバランスよく取り込むという意味なんですが、みなさん、ご存じでしたか? 

かぼちゃ
野菜のもつエネルギー。丸ごといただきます。

近年話題の玄米はその代表選手です。モチモチ甘くておいしい玄米は、精米することで、せっかくの鉄分や繊維、ビタミンB1・B2といった栄養素を激減させてしまっているんですね。

上に挙げたダイコンでは、皮や皮付近に栄養やうまみが集中していますし、キャベツの芯には葉の部分よりも豊富にビタミンCが存在します。そんな、いろいろな意味で「おいしい」ところを捨ててしまうのは本当にもったいない!

食べて健康、ごみも減る。とってもいい循環ですよね。

ほんの少しのことですが、ちょっと気をつけるだけで生ごみの量は案外減るようです。ナカジマはこれからも、賢く楽しく、そしておいしく、生ごみ減量大作戦を続けていくことをここに誓います!……たぶん(弱っ)。

前へ 次へ
ままメルドットコムままメルスタッフのつぶやき > ナカジマの赤裸々エコ生活
著者プロフィール
中島まゆみ(ママ・チョイス スタッフ/ライター) 単身赴任中の夫1人と、9歳の娘、8歳の息子の4人家族。「節約するぞ!」と始めたコトが実はエコロジーにつながっていることに気付き、いつしか本懐を忘れてエコに励む日々。しかし、アバウトな性格が災いしてか、いつまで経っても初心者エコロジストから脱皮できずにいる。現在は、「無理してやるのはエコじゃない!」と開き直り、「お気楽・楽しい」を合い言葉に、万年初心者エコロジストの座を守り続けることと、ジワジワと同類を増やしていくことに全力を注いでいる。